9日午後4時半ごろ、由利本荘市の無職・齋藤真一さん(66)の住宅から煙が上がっているのを近所の人が発見し、消防に通報しました。消防隊が駆けつけたところ、木造2階建ての住宅はすでに炎上しており、約2時間半かけて消火しました。しかし、住宅の一部は全焼しました。
消火後、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかりました。この遺体は首に深い切り傷があり、失血死したとみられます。遺体は世帯主の次男の寝室から発見されましたが、次男とは現在も連絡が取れていません。
また、同じ敷地内にある空き家からも男性2人の遺体が見つかりました。この2人は世帯主の齋藤さんと長男の孝彦さん(38)でした。2人とも頭部に鈍器で殴られたような傷が複数あり、頭部損傷で死亡したとみられます。凶器はまだ見つかっていません。
齋藤さんの家族は5人でしたが、事件当時、妻と四男は妻の実家に帰省中でした。妻と四男にけがはありません。
警察は10日に行った司法解剖で、3人の死因を確認しました。また、11日午前から現場検証を行いました。警察は事件の可能性が高いとみており、殺人や放火などの容疑で捜査を進めています。
警察は次男が犯人ではないかと疑っています。次男は以前から家族とトラブルがあったという情報もあります。しかし、次男の行方や動機などは不明です。警察は次男を捜索しています。
この事件は地元では大きな衝撃を与えました。近所の人たちは齋藤さん一家を「普通の家族」と評しており、「こんなことが起こるなんて信じられない」と話しています。
また、ネット上でもこの事件に関するコメントや意見が多く寄せられています。中には「こんな残虐な事件を起こした犯人は早く捕まってほしい」という怒りや悲しみの声もあります。
一方で、「犯人が次男だと決めつけるのは早計ではないか」という疑問や、「事件の背景や動機についてもっと詳しく知りたい」という要望もあります。
この事件はまだ解決にはほど遠い状況です。警察の捜査が進むにつれて、真相が明らかになることを期待したいと思います。
空き家にはリスクがつきものです。空き家をお持ちの方は、早めに検討が必要です。